山 行 報 告 | |
2011/7/2〜3 奥秩父・滝川本流〜古礼沢 | メンバ:大高ぁ、新村、根来 記録:根来 |
【コースタイム】
(1日)瀬谷21:40=道の駅みとみ(仮眠)
(2日)道の駅=出合の丘6:49…釣橋小屋9:00…ゴルジュ入口10:28…ブドウ沢出合12:41…二俣(BP)13:23
(3日)二俣(BP)5:50…古礼沢F17:24…200mのナメ8:42…二俣9:28…稜線10:53…水晶山11:21…雁坂小屋11:44…出合の丘14:19
【記 録】
(2日)
今回は滝川本流下部をカットして、出合の丘から豆焼橋を渡り釣橋小屋に出ることにする。
豆焼橋を渡り林道終点から少しで釣橋小屋方面への道が左に分ける。入口には立ち入り禁止の看板が立っており、見逃すことはない。ダラダラとした道を進み、左に急下降すると釣橋小屋付近にでる。
支度をして暫く行くとやけに滑る。沢靴底がゴム製なのであろう。前回の清兵衛沢では全く問題なかったのだが、今回は甚だしく滑り安心して足を置けない。そんな状態でゴルジュに入ったが水量が多く、ゴルジュの真ん中の逆くの字に曲がった所が通過できず高巻きをする。
なんとか釜の連続しているゴルジュを通過して暫く行くとヘリの機体の断片が落ちていた。事故があった4m滝は固定ロープにすがって無事通過する。ほぼ核心部を通過したとはいえ、まだまだ気が抜けない。
古礼沢にもテントサイトになりそうな場所があるようであるが、少し早いが二俣にテントサイトを設置する。薪を集めるがほとんどが湿っているが、なんとか燃え出し濡れた衣服も乾き、宴会、食事をする。
(3日)
ビバーク地からすぐに小さなゴルジュとなるがたいしたこともなく越え、遡行図では伏流となっているところが、しっかりと水流がある。
F1は水流が多いのと滑るため自信が無く小さく巻いてもらい、懸垂でF1上部に下りる。F2,F3となんとかこなし200mのナメになるが、本来なら楽しかるべきナメが滑るため地獄のナメである。滑らなければ本当に快適で綺麗沢である。
遡行図では涸滝となっている40mの滝が正面に現れるがしっかりと水がながれている。本流は右にまがってまたナメである。二俣を越えて暫くするとゴーロとなるので、水筒に水を補給する。ゴーロの下でゴーゴーと水音がしていた。
右から大きなガレ沢が現れたので歩きやすそうな所を歩き、樹林帯の鹿道を辿りながら稜線にでる。道はやはり歩きやすい。水晶山の頂上で靴を履き替え少しのんびりする。
あとは、雁坂小屋から黒岩尾根をくだり豆焼橋まで一気に下った。途中、サラサドウダンの花がじゅうたんのように道に落ち敷かれていたのが、印象的であった。